本パッケージは "ベータバージョン" です。
1999年6月1日
三谷圭介(MITANI Keisuke)
http://www.boarderz.com/palm/
keisuke@boarderz.com
keisuke@cse.canon.co.jp
0. 目次
1. 遊び方概要
2. 各ゲームのルール説明
2-1. 5回戦ゲーム3. こいこいの遊び方
2-2. 200文ゲーム
2-3. 綱引きゲーム
2-4. 役限定ゲーム
3-1. 札の説明4. その他の設定
3-2. 親決め
3-3. 札を配る
3-4. ゲームをする
3-5. こいこいする
3-6. 手役
3-7. 取り札の見方
4-1. メニュー5. その他
4-2. 「設定」画面
4-3. コントラスト調整
6. 謝辞
7. バージョン履歴
まず KoiKoi.prc をインストールして KoiKoi を起動して下さい。 インストールの方法は Palm/Pilot のマニュアルなどを見て下さい。 なお以前のバージョンを既にインストールしている方も, 以前のバージョンを消す必要はありません。
起動すると以下のような画面が現れます。
遊びたいゲームの種類を選び「ゲーム始め」ボタンで始めます。
各ゲームのルールは「?」ボタンで表示されます。
ゲームを始めると親が決められ,札が配られます。
捨てたい手札か取りたい場札をタップして下さい。
その際,取ることができる札には
手札と場札の上か下にバーが表示されますので
参考にしてください。
手札を切ったら,
あとの山をめくったり札を取ったりは自動に行われます。
こいこいの遊び方の説明や役の説明は メニューの「基本的な遊び方」や「役一覧」で簡単に説明してます。 もしくは本マニュアルの こいこいの遊び方 や 手役 を見てください。
本ゲームはただ点数を稼ぐだけではなく,
決められた対戦回数内で高得点を狙ったり,
目標点数にどちらが先に到達するかを競いあったりなど,
本ゲーム独自のルールを元にプレイするようになっています。
現在ゲームは
の4つから選べます。
ゲームは画面右上のポップアップリストから選ぶか,
上下ハードボタンでも切り替えて下さい。
以下に各ゲームのルールを説明します。
このルールでは, 5回戦って合計獲得文数が高い方が勝ちとなります。
ハイスコアには獲得文数の多い順にランキングされます。 高得点めざして頑張ってください!
このルールでは, 先に目標得点の200文取ったプレイヤが勝ちとなります。 ただし得点があがるにつれて, 最低であがれる文数が以下のように高くなっていきます。
得点 | あがるのに最低必要な文数 |
---|---|
0〜29文 | 1文以上必要 |
30〜59文 | 2文以上必要 |
60〜89文 | 3文以上必要 |
90〜119文 | 4文以上必要 |
120〜149文 | 5文以上必要 |
150文以上 | 10文以上必要 |
ハイスコアには200文到達した時の相手の点数によってランキングされ,
相手が低い点数であるほど上位になります。
だんだん難しくなってきますが頑張ってください!
このゲームでは,
Com もあなたも最初は30文ずつ持ってゲームを始め,
上がったら負けた方から文数を取り相手を0文するゲームです。
ただし10回以内に勝負がつかなければ引き分けとなります。
ハイスコアには対戦回数が少ない順にランキングされます。 なるべく早く相手をたたき潰すよう,頑張ってください。
指定された役以外では上がれないという制限のなかで,
どちらかが先に5回上がった方が勝ちです。
指定される役は以下の通りです。
ハイスコアには獲得文数の多い順にランキングされます。 うまく高い役を上がって高得点を狙ってください。
※ 僕のやっている方法を元にしてあります。
こいこいは花札のゲームの一種で,花札全枚,
つまり1月から12月までの札が各4枚ずつ合計48枚の札を使ってプレイします。
札は「光札」「短冊札」「タネ札」「カス札」の4種類に分類されます。
「光札」は上図の1,3,8,11,12月の一番左の札で,
それぞれ鶴,桜,月,雨,鳳凰の絵が描かれています。
「タネ札」は1,3,12月以外にそれぞれある動物や盃が描かれている札です。
「短冊札」は8月と12月以外の月にそれぞれ1枚ずつあり,
その名の通り短冊の描かれている札です。
1,2,3月の短冊には文字が描かれており「赤短」と呼びます。
6,9,10月の短冊は青(Pilotでは黒ですが)色をしており「青短」と呼びます。
以上のどの種類にも分類されない特徴のない札が「カス札」です。
全部で24枚あります。
ゲームは あなた 対 Palm/Pilot(Com)の対戦で, 手役をつくって点数 (1文,2文というふうに文数で数えます)を稼ぎあって勝負します。 以下にゲームの流れを説明します。
まず親を決めます。幾つかの札がルーレットのようにあなたと Com に配られ,
止った時点で札の月が早い方が親になります。オペレーションは何もなく,
自動的に親が決まります。
この場合はあなたは9月,Com は5月なので,Com が親になります。
親を決めたらプレイヤにそれぞれ手札が10枚ずつ配られます。
Graffiti エリアに近い方,つまり画面最下部にあなたの手札が並び,
画面最上部が Com の手札が並びます。
Com の手札は伏せられています。
中央の四角で囲われた場所は「場」と呼ばれ,
そこにも8枚表向きに札が置かれます。
配り終わった残りの 20 枚の札は場の右に伏せて積まれます(「山」と呼ぶ)。
これで配り終わりました。
ここで手札に同じ月が3枚あったら, 自動的にランダムな1枚が選ばれて山の札と交換されます。 また同じ月が4枚あったら「手四」という役であがりとなります。
もし場に同じ月の札が3枚あったら重ねられて, 残りの1枚で一気に全部取ることができます。 同じ月が4枚あったら流れて配りなおしです。
いよいよゲームを始めます。 ゲームは
親が手札を一枚場に出す
↓
もし場に同じ月の札があれば取る
↓
山を一枚めくる
↓
場にめくった札と同じ月の札があればまた取る
↓
取った札で手役ができれば上がり
↓
今度は子が手札を一枚場に出す
↓
:
というように, どちらかが手役を作って上がるか 手札がなくなるまで進めていきます。
手札を場に出すには,手札をタップするか取りたい場札をタップして下さい。 ここで手札と場に同じ月の札がある場合, 札の上か下にバーが表示されるので参考にしてください。
またバーが点滅したときは取れる札が2枚以上あるということなので, 点滅した札のうち欲しい方をタップして取ってください。
山は自動的にめくられます。
手役ができたときは上がりウインドウが出て,
上がり役と獲得文数が表示されます。
ここでそのまま上がることができますが,
もっと高い手を狙いたかったり相手がまだあがれそうにないなど
上がりを放棄したい時は,
「こいこい」を宣言しゲームを続行することができます。
こいこいした場合また次の新たな手役ができるまであがることはできません。
反対に相手に上がられることもあります。
こいこいのタイミングは本ゲームのキモなので,
効果的に宣言して下さい。
最後までどちらも手役ができなかった場合, 無条件で親の勝ちとなります(親権という役です)。
手役は以下の通りです。
役名 | 例 | 点数 | 説明 | |
---|---|---|---|---|
五光 | ![]() |
15文 | 光札を5枚全部集める | |
四光 | ![]() |
13文 | 雨以外の光札4枚を全部集める | |
雨四光 | ![]() |
12文 | 雨札を含めて光札を4枚集める | |
三光 | ![]() |
6文 | 雨札以外の光札を3枚集める | |
花見酒 | ![]() |
3文 | 桜(3月の光札)と盃(9月のタネ札)の2枚を集める (花見に一杯とも呼ばれる) |
※ 設定画面で「月見酒/花見酒」が有効になっていなければ
上がれません。 ※「雨流れ」が有効になっている場合,雨札を取ると役が流れます。 |
月見酒 | ![]() |
3文 | 月(8月の光札)と盃(9月のタネ札)の2枚を集める (花見に一杯とも呼ばれる) | |
猪鹿蝶 | ![]() |
6文 | 猪(7月のタネ札),鹿(10月のタネ札),蝶(6月のタネ札)を 3枚とも集める | |
タネ | ![]() |
5枚で1文 1枚増えるたびに+1文 |
タネ札をどれでも5枚以上集める | |
赤短 | ![]() |
6文 | 赤短(1,2,3月の文字が描かれた短冊札)を3枚全部集める | |
青短 | ![]() |
6文 | 青短(6,9,10月の青(黒)い短冊札)を3枚全部集める | |
短冊 | ![]() |
5枚で1文 1枚増えるたびに+1文 |
短冊札をどれでも5枚以上集める | |
カス | ![]() |
10枚で1文 1枚増えるたびに+1文 |
カス札を10枚以上集める | ※ 設定画面で「盃札をカスに利用」が有効になっていると, 盃札をカスに数えることができます。 |
手四 | ---- | 1文 | 札を配った時点で同じ月が4枚あった場合 | |
親権 | ---- | 6文 | 両方とも手札を出しきってもあがれなかった場合親の勝ち |
狙う手役を決めたり,こいこいするかどうかを決めるためには,
自分や Com の取った札の数や種類を意識する必要があります。
取った札は取り札置き場に種類別に置かれ,
種類別の枚数が矩形で囲まれて表示されていますので参考にしてください。
重なって見にくくなった場合は,
取り札置き場のどれか札をタップすると
その種類の札を広げて見ることができます。
もう一度同じ種類をタップするか別の種類をタップすると
広げるのをやめたりすぐ別の種類を広げたりすることができます。
取り札を広げるのはあなただけでなく Com のものも可能です。 また上がりウインドウが出ている時も可能です。 相手の取り札を良く見て戦略を決めてください。
メニューについては簡単にわかると思いますので 説明を省略します。
メニューより「設定」を選ぶと効果音の ON/OFF やゲームスピード,
手役のルールを設定することができます。
効果音の「Sys」とは
「効果音をならすかどうかは Palm/Pilot の
Preference(もしくは初期設定か環境設定) の "ゲーム音" の値に従う」
という意味です。
ルールでは 手役 で説明した役を調整できます。
「月見酒/花見酒」は月見酒/花見酒の役を有効にするかどうかを 設定します。 この役は上がりやすいために無効にするルールもあります。
「雨流れ」は雨札
を取ると月見酒/花見酒の役を無効にするかどうかを設定します。
「雨が降ったらフツー花見は中止だよね」という人は設定してください。
「盃札をカスに利用」を設定すると,盃札
をカスにカウントすることができます。
この時タネや月見/花見は併用することはできません。
盃札をどのように使うかは,得点の高い方が自動的に選ばれます。
グレースケール画面は見にくい場合がありますので,
コントラストを適切に調整して遊んでください
(気温の変化などで見易さが変わったりするような気がします)。
コントラストは基本的に本体の調整ダイアルなどで調整しますが,
上下ハードボタンで微調整することもできますのでご活用下さい。
本ゲームはフリーウエアです。
本ゲームによって貴方に起きた被害について,
作者は全く責任を取ることができませんので
ご了承下さい。
なお動作確認は
で行いました。
本ゲームは沢山の方々の協力を元に作成,改良されてきました。
多大な苦労のもとソフトウエアコンテストを開催,運営して下さった 廣瀬さん,藤田さん,ありがとうございます。 そもそもこのゲームはこのコンテストのために作ったものです。
ありがとうございます。
バグレポート,ルールや改良点などの助言して下さったり
WorkPad 日本語版対応のために協力して下さった
鳥谷さん,
久保さん,
竹村さん,
三浦さん,
Kentaro(Sato)さん,
Robbyさん,
うめださん,
おかもとさん,
おがたさん,
伊藤さん,
井上さん,
下笹さん,
山田さん,
苧野博司さん,
土屋さん,
白波瀬さん,
鈴木さん,
ありがとうございます。
またメールを下さってもここには名前を挙げられなかった沢山の方々,
ありがとうございます。
そして200文ルールのアイディアを考えてくれたり, 沢山のベータテストを行ってくれた妻 雅子に感謝します。
最後になりましたが本ゲームに興味を持って頂きまして誠にありがとうござい ます。
もしバグを見つけちゃったり, ルールなどに間違いがあったり, こうして欲しいという要望があったりした方は 作者 までお気軽にメールして下さい。 "こんなルールが面白いよ" という助言など大歓迎です。 もちろん「面白い」とか「つまらない」などの感想だけでも結構です。